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死体が教えてくれたこと 上野正彦

¥800 税込

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東京都の監察医として、いわゆる公務員の職を定年されてからも、世間から必要をされ続け、新たなキャリアで30年。89歳の時に執筆された一冊。

「死体は語る」が監察医 篠宮葉月(高島礼子主演)でドラマ化されてから、やっとその職業が世間に認知されたと思われます。

著者は、医学部卒業後、監察医一筋。そこには人間ドラマがあり、抜けられなくなった様子。
本書「死体が教えてくれたこと」は”14歳の世渡り術のシリーズの中の一冊であり、内容も分かりやすく、あまりにも残酷な事例は掲載されていないためお勧めかと感じます。(2018年初版)

著者、上野正彦先生においては、そんなに知名度はございませんが、本人自ら名誉は求めていなかった。
先生の功績に「錐体内出血」というのがあるのですが、世界的な発見をしたのだから、「上野の出血」と名付ければいいという周りの勧めには乗らず、錐体という骨の名前のままに「錐体内出血」と名付けられました。
医学をやっている者が錐体と聞けば「あの骨なんだ」とすぐにわかることだ。死者を診る医師がそれぞれ、「錐体内出血」と普通に認識すればよいだけのことである

現在は、公務員を引退されており、本書では”明日のジョーはラストで生きているのか死んでいるのか、専門家の意見を聞きたい”などという依頼があり、専門的な見解では「生きている」との結論に達したエピソードも。実際に、作者もどちらに転んでもいいように、続編も書きたくなったら書けるようにあいまいにラストシーンを描いたようです。・・・ジョーのファンは大喜びだったもよう。

上野正彦先生が数々の著書で訴えられている事、それは生涯の経験から、
「自殺の馬鹿らしさ、殺人の愚かさを知り、生きる事の大切さ、死ぬことの切実さを知ってほしい。”死”から”生”を見ることで”命の尊さ”を理解してほしい。」

先生に言わせれば、「小説などで美しく描かれている心中などは、所詮醜い水死体。」

ティーン向けの本になりますが、どちらの世代のお方にもおすすめとなり、もっと知りたくなり、とても悲しい出来事にも、第三者の感情で読み進める事が出来そうなお方は「ずっと死体と生きてきた。」を次に手に取られたら如何でしょうか。(2001年初版)

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